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理想の仮眠時間は15~30分

2つめのテクニックは仮眠の時間。作業効率を向上させ、かつ夜の本睡眠に影響させないためには、だいたい15~30分程度の仮眠時間が理想です。

「仮眠のタイミングも仮眠時間もわかったけど、必ずしも理想の時間に仮眠がとれるわけではないのですが......」よくこんな質問をされます。そのとおり、多くの人にとっては、スケジュールを立てたとしても狙った時間に仮眠することは難しいかもしれません。
そんな時は、ずれ込んだ分、仮眠時間を少なめにして対処します。
たとえば、サーカディアンリズムの観点から13時から30分間仮眠するというスケジュールを立てているビジネスパーソンがいたとします。しかし、明日の13~15時に重要な会議が入ってしまった場合、当然、会議中に仮眠はできません。

このように仮眠のベストタイミングに予定が入ってしまった場合は、仮眠時間をいつもより少なく設定し、予定の前後で対応します。特に、仮眠する時間帯が遅くなるほど、夜の本睡眠への影響が心配されるため、後ろにずれ込んだ場合は、少なめに眠るのです。先ほど想定したビジネスパーソンの場合だと、30分の仮眠していたところを10分程度に抑えるといった具合です。
図15は、仮眠時間とパフォーマンスの影響を示しています。ぜひ日常の仮眠時間の参考にしてください。

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(出典:『ハイパフォーマーの睡眠技術』小林孝徳 著/実業之日本社 刊/第4章『攻めの仮眠を取り入れろ』より抜粋、編集)

著者:小林孝徳
1987年生まれ。新潟大学理学部物理学科卒。素粒子物理学専攻。2013年12月にSleepTechベンチャー・株式会社ニューロスペースを設立。睡眠の悩みを根本的に解決すべく、大学や医療機関と連携し『法人向け 睡眠改善プログラム』を開発。吉野家やANA、DeNA、東急不動産ホールディングスなどの大企業を中心にこれまで約80社1万人以上のビジネスパーソンの睡眠問題を解決してきた。現代の人々がレストランで食事を楽しむのと同じように、三大欲求の1つである睡眠を、一人ひとりが睡眠をデザインし楽しめる世界の実現を目指している。睡眠改善ナイトウェア『eSleepy』の睡眠プログラム協力。

小林さん著書
「ハイパフォーマーの睡眠技術」より
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