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体温編:体温コントロールのテクニック④「深部体温が最高潮の時刻に運動する」

繰り返しになりますが、我々人間の深部体温は起床後1時間後に最高になり、起床後の時間後に最低になるという性質を持っています。
図9を見ると、深部体温の最高時刻は7時です。

深部体温が最高の時に軽い運動をすることによって、深部体温のリズムを整えやすくすることができます。
図9では、17時が深部体温のピークですが、17時だとまだ勤務中の人がほとんどでしょう。起床後11時間後に運動できるに越したことはないのですが、その時間を過ぎてしまったとしても問題ありません。帰宅前にジムで軽い運動をする、1つ手前の駅で電車を降りて歩いて帰るなど、できる範囲で身体を動かしましょう。

また、深部体温が最高の時に運動をすると、本睡眠中の成長ホルモンの分泌を倍増させることにもつな がります。成長ホルモンが活発化すると、ダイエット効果も期待できるため、特に女性にはおすすめの方法です。

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(出典:『ハイパフォーマーの睡眠技術』小林孝徳 著/実業之日本社 刊/第3章『眠りをコントロールする方法』より抜粋、編集)

著者:小林孝徳
1987年生まれ。新潟大学理学部物理学科卒。素粒子物理学専攻。2013年12月にSleepTechベンチャー・株式会社ニューロスペースを設立。睡眠の悩みを根本的に解決すべく、大学や医療機関と連携し『法人向け 睡眠改善プログラム』を開発。吉野家やANA、DeNA、東急不動産ホールディングスなどの大企業を中心にこれまで約80社1万人以上のビジネスパーソンの睡眠問題を解決してきた。現代の人々がレストランで食事を楽しむのと同じように、三大欲求の1つである睡眠を、一人ひとりが睡眠をデザインし楽しめる世界の実現を目指している。睡眠改善ナイトウェア『eSleepy』の睡眠プログラム協力。

小林さん著書
「ハイパフォーマーの睡眠技術」より
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