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体温編:体温コントロールのテクニック⑤「冬は起きる2時間前に暖房のタイマーをセットしておく」

深部体温のコントロールには、室内の温度も大きく影響してきます。
夏場など室内の温度が高い状態だと深部体温はなかなか下がりません。個人差はありますが、寝室の温度はだいたい25~28度くらいを目安に、寒すぎず、熱すぎないと感じる適温に設定しましょう。

逆に、冬場は寒くてベッドから起き上がるのが億劫になりますよね。覚醒に向けて深部体温をどんどん上げていかなければならないのに、寝室が冷えていることによってそれが邪魔されてしまう......。
そんな時、深部体温の上昇をスムーズにするには、暖房のタイマーを起きる2時間前にセットしておくのが効果的です。こういった工夫をするだけでも随分と起きやすくなります。

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(出典:『ハイパフォーマーの睡眠技術』小林孝徳 著/実業之日本社 刊/第3章『眠りをコントロールする方法』より抜粋、編集)

著者:小林孝徳
1987年生まれ。新潟大学理学部物理学科卒。素粒子物理学専攻。2013年12月にSleepTechベンチャー・株式会社ニューロスペースを設立。睡眠の悩みを根本的に解決すべく、大学や医療機関と連携し『法人向け 睡眠改善プログラム』を開発。吉野家やANA、DeNA、東急不動産ホールディングスなどの大企業を中心にこれまで約80社1万人以上のビジネスパーソンの睡眠問題を解決してきた。現代の人々がレストランで食事を楽しむのと同じように、三大欲求の1つである睡眠を、一人ひとりが睡眠をデザインし楽しめる世界の実現を目指している。睡眠改善ナイトウェア『eSleepy』の睡眠プログラム協力。

小林さん著書
「ハイパフォーマーの睡眠技術」より
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