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光編:光をコントロールするテクニック①「カーテンを開けて寝る」

体内時計のリズムを自然にセットするためには、朝起きた直後に日の光を浴びることが理想的です。自然光が合図となり、覚醒と睡眠のリズムが整います。

たとえば、カーテンを開けたらガチャガチャと夜のネオンが入ってくる......といった状況だと話は別で すが、窓の外に街灯がなく、暗い状態であれば、カーテンを開けて眠ることをおすすめします。
日常的にカーテンを開けて眠っている人は、自然と差し込む朝日のおかげで、目覚まし時計をかけなく ても、自然と起きられるという人が多いです。これは、起床と覚醒のリズムが整っている何よりの証拠です。

しかし、カーテンを開けて眠る際に注意することが一つあります。それは、季節によって変動する日照 時間です。
夏場、日照時間が長い季節だと、太陽が昇る時間が早い。だいたい朝の5時くらいになると徐々に明る くなってくるため、窓を開けた状態で寝ていれば、その明るさによって自然と早く起きてしまいます。寝始める時間が遅いと必然的に睡眠時間が削られてしまうため、夏にカーテンを開けて寝る場合は、就寝時間に注意する必要があります。
一方、日照時間が遅い冬場は、朝7時くらいに明るくなってくるので、そこに合わせて起きる時間、寝る時間を調整していく必要があります。

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(出典:『ハイパフォーマーの睡眠技術』小林孝徳 著/実業之日本社 刊/第3章『眠りをコントロールする方法』より抜粋、編集)

著者:小林孝徳
1987年生まれ。新潟大学理学部物理学科卒。素粒子物理学専攻。2013年12月にSleepTechベンチャー・株式会社ニューロスペースを設立。睡眠の悩みを根本的に解決すべく、大学や医療機関と連携し『法人向け 睡眠改善プログラム』を開発。吉野家やANA、DeNA、東急不動産ホールディングスなどの大企業を中心にこれまで約80社1万人以上のビジネスパーソンの睡眠問題を解決してきた。現代の人々がレストランで食事を楽しむのと同じように、三大欲求の1つである睡眠を、一人ひとりが睡眠をデザインし楽しめる世界の実現を目指している。睡眠改善ナイトウェア『eSleepy』の睡眠プログラム協力。

小林さん著書
「ハイパフォーマーの睡眠技術」より
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