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体温編:体温コントロールのテクニック③「起きたら熱めのシャワーを浴びる」

ここまで良い眠りをとるためには、深部体温を急降下させることが大切だというお話をしてきましたが、じつは就寝前だけではなく、起床後の深部体温のコントロールも重要なポイントです。なぜなら、深部体温は、起床後の仕事のパフォーマンスに影響するからです。

改めて図9を見てみましょう。これは、23時に寝て6時に起きる人の深部体温の変動を表したものです。 就寝時に低下し始めた深部体温は、午前4時の最低温度をすぎると、徐々に上昇を始めていることが見て とれますね。

起床してすぐ動くには、人工的に深部体温を上げることが大切になってきます。
具体的な方法は、「熱めのシャワーを浴びる」、「温かい飲み物を飲む」、「軽い運動をする」といった、就寝前の方法と似ています。
こうすることで交感神経が優位になり、日中のパフォーマンスを発揮しやすくなります。血流量が上がって頭もしゃきっとし、身体も動きやすくなります。

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(出典:『ハイパフォーマーの睡眠技術』小林孝徳 著/実業之日本社 刊/第3章『眠りをコントロールする方法』より抜粋、編集)

著者:小林孝徳
1987年生まれ。新潟大学理学部物理学科卒。素粒子物理学専攻。2013年12月にSleepTechベンチャー・株式会社ニューロスペースを設立。睡眠の悩みを根本的に解決すべく、大学や医療機関と連携し『法人向け 睡眠改善プログラム』を開発。吉野家やANA、DeNA、東急不動産ホールディングスなどの大企業を中心にこれまで約80社1万人以上のビジネスパーソンの睡眠問題を解決してきた。現代の人々がレストランで食事を楽しむのと同じように、三大欲求の1つである睡眠を、一人ひとりが睡眠をデザインし楽しめる世界の実現を目指している。睡眠改善ナイトウェア『eSleepy』の睡眠プログラム協力。

小林さん著書
「ハイパフォーマーの睡眠技術」より
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