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体温編:体温コントロールのテクニック①「深部体温を急降下させる」

体温コントロールにおいて重要なのは、深部体温を急降下させることです。そのためには、一度深部体 温を人工的に「上げる」必要があります。
すぐにチャレンジできる具体的方法は次の3つです。

①寝る1時間前に入浴をする
②温かい飲み物を飲む
③寝る前にストレッチをする

ポイントは、どれも眠る1時間前くらいを目安に行うことです。寝る直前にこれらを行ってしまうと、うまく体温が下がらず、逆に良い眠りが妨げられてしまいます。

まずは入浴です。ポイントは、お湯の温度と入浴時間。理想は、38~40度くらいのすこしぬるめお湯に、10~15分くらいかけて半身浴することです。体温コントロールだけでなく、副交感神経が優位になり、自然と身体もリラックスできます。
温かい飲み物の種類はお好みでOKですが、塩分や糖分の高いもの、カフェインが入っているものは眠 りを妨げてしまうので避けてください。 軽い運動に関しては、人それぞれではありますが、ストレッチがおすすめです。

このように、深く良い眠りをとるためには、就寝1時間前に深部体温を人工的に上げ、就寝に近づきながら深部体温を急降下させることが重要です。

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(出典:『ハイパフォーマーの睡眠技術』小林孝徳 著/実業之日本社 刊/第3章『眠りをコントロールする方法』より抜粋、編集)

著者:小林孝徳
1987年生まれ。新潟大学理学部物理学科卒。素粒子物理学専攻。2013年12月にSleepTechベンチャー・株式会社ニューロスペースを設立。睡眠の悩みを根本的に解決すべく、大学や医療機関と連携し『法人向け 睡眠改善プログラム』を開発。吉野家やANA、DeNA、東急不動産ホールディングスなどの大企業を中心にこれまで約80社1万人以上のビジネスパーソンの睡眠問題を解決してきた。現代の人々がレストランで食事を楽しむのと同じように、三大欲求の1つである睡眠を、一人ひとりが睡眠をデザインし楽しめる世界の実現を目指している。睡眠改善ナイトウェア『eSleepy』の睡眠プログラム協力。

小林さん著書
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