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ハイパフォーマーになる暮らしの定義 3つのポイント

ハイパフォーマーの睡眠の定義

仕事ができる人――つまり、「ハイパフォーマーであるビジネスパーソン」にはどんな特徴があるのでしょうか?
まずは、私が考えるハイパフォーマーの3つの良い睡眠の定義を示します。

定義1 朝起きた時に頭がすっきりしている

眠りの視点から見た時、ハイパフォーマーは朝起きた時に頭がすっきりしている傾向にあります。
特に起きてから4時間以内に強い眠気が来ないことが指標の1つ。
これは前の晩に質の良い眠りがとれていたという目安になります。朝に出社する日勤の人であれば、午前中に頭がクリアな状態が続いているどうかが重要な指針です。

定義2 日中に来る眠気をコントロールできている

ハイパフォーマーは日中強い眠気に襲われても、自分の眠気をコントロールできます。
つまり、眠気によって仕事に支障をきたしていないことがハイパフォーマーの2つめの定義です。
「え?ハイパフォーマーはそもそも眠気を感じないのでは?」そんな声が聞こえてきそうですね。
じつは、私たち人間は、起きて光を浴びたタイミングからだいたい7~8時間後に眠気を感じるようにできています。これは、サーカミディアンリズムと呼ばれる身体のメカニズムで、正常な睡眠がとれているのであれば誰しもに訪れるものです。私もだいたい午後 2時をすぎると眠気を感じます。
なくそうと思っても抗いづらいこの眠気に対し、ハイパフォーマーと呼ばれる人々はうまく対処できている傾向にあります。具体的にいえば、「眠気を感じる前に仮眠をとれている」「眠気を感じにくいような工夫ができている」かどうかという部分がカギとなります。

定義3 リラックスしたい時に眠気が来る

3つめは、寝る時間、つまりリラックスしたい時間帯にちゃんと眠気が来ているかどうかということ。ハイパフォーマーには、身体のオンとオフの切り替えがしっかりとあり、「寝る!」となったら、眠れる身体のリズムを持っています。
当たり前のことに聞こえますが、リズムとして、休息状態に身体が向かえる状態かどうかは、かなり重要なポイントです。
身体のオンとオフの切り替えがちゃんとできていないと、常に身体と脳がオンの状態で過ごすことになります。オンとオフが曖昧になってしまうと、短期的には乗り越えられても、長い目で見ると絶対に持ちません。これは、1つめに挙げた「起きたときに頭がすっきりしている」にも関連しますが、「すっきりと目覚め、眠るべきタイミングで眠気がくる」というメリハリのある睡眠リズムを持っていることが大切なのです。

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(出典:『ハイパフォーマーの睡眠技術』小林孝徳 著/実業之日本社 刊/第2章『ハイパフォーマーになるための睡眠技術』より抜粋、編集)

著者:小林孝徳
1987年生まれ。新潟大学理学部物理学科卒。素粒子物理学専攻。2013年12月にSleepTechベンチャー・株式会社ニューロスペースを設立。睡眠の悩みを根本的に解決すべく、大学や医療機関と連携し『法人向け 睡眠改善プログラム』を開発。吉野家やANA、DeNA、東急不動産ホールディングスなどの大企業を中心にこれまで約80社1万人以上のビジネスパーソンの睡眠問題を解決してきた。現代の人々がレストランで食事を楽しむのと同じように、三大欲求の1つである睡眠を、一人ひとりが睡眠をデザインし楽しめる世界の実現を目指している。睡眠改善ナイトウェア『eSleepy』の睡眠プログラム協力。

小林さん著書
「ハイパフォーマーの睡眠技術」より
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