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『睡眠コントロールの鉄則!』光編

光のコントロール

起きてすぐに光を浴びることは、睡眠と覚醒のリズムをつくる上でとても重要なポイントです。
朝起きて光を浴びると、光の刺激が目の網膜を通って脳の視交叉上核という部分に届き、体内時計がリセットされます。入ってきた光を合図にその6時間後に眠気が催されるという体内時計が私たち人間には備わっているのです。

先の説明のとおり、正常なメラトニンの分泌は眠気を誘う要素となり、良い眠りに直結します。メラトニンの分泌のリズムを正常にするためにも、起床してすぐに光を浴びることは重要なのです。

シフト勤務や夜勤の人にとっては朝の光を浴びることは難しいかもしれませんが、このように意識的に光を浴びることで、起床のリズムを一定に保つことができます。 ですから、朝の起床時間を後ろに倒すことはできるだけ避けましょう。起床時間がずれると、体調不良の引き金になる可能性がありますし、何より一度狂ったリズムを戻すには数日を要してしまいます。

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(出典:『ハイパフォーマーの睡眠技術』小林孝徳 著/実業之日本社 刊/第3章『眠りをコントロールする方法』より抜粋、編集)

著者:小林孝徳
1987年生まれ。新潟大学理学部物理学科卒。素粒子物理学専攻。2013年12月にSleepTechベンチャー・株式会社ニューロスペースを設立。睡眠の悩みを根本的に解決すべく、大学や医療機関と連携し『法人向け 睡眠改善プログラム』を開発。吉野家やANA、DeNA、東急不動産ホールディングスなどの大企業を中心にこれまで約80社1万人以上のビジネスパーソンの睡眠問題を解決してきた。現代の人々がレストランで食事を楽しむのと同じように、三大欲求の1つである睡眠を、一人ひとりが睡眠をデザインし楽しめる世界の実現を目指している。睡眠改善ナイトウェア『eSleepy』の睡眠プログラム協力。

小林さん著書
「ハイパフォーマーの睡眠技術」より
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